笠茂歯科医院生体構造調律研究所

KASAMO DENTAL OFFICE


 

歯とカラダの本

おかげさまで大好評「歯医者さんが書いた 歯とカラダの本」

歯学博士 笠茂 享久が語る
歯と身体・足の裏の意外な関係!


驚異!歯をいじらずに
     噛み合わせを改善する

噛めば噛むほど味がでる一冊です!

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●第一章 口の中が変われば心も身体も癒やされる

●第二章 美しい顔かたち、素敵な笑顔で健康になる

●第三章 噛み合わせは心身にさまざまな影響を及ぼす

●第四章 あなたもできる!足のバランスで噛み合わせを良くなった

●第五章 驚異!生体構造調律で噛み合わせが良くなった

●第六章 今からでも遅くない!歯の健康づくり

●姿勢咬合医育成セミナー受講者名簿

笠茂歯科医院 笠茂 享久からのメッセージ

はじめに
 私は10年前突然喘息になりました。横になると発作がでるので座って寝る状態や、駅の階段を上がるだけで失禁するほどつらい思いが1年位続きました。医者にいっても楽になるのは一時的で直ぐに症状が出現してしまいます。どうしようもなくなって、横浜の磯子にある石原治療院の石原庸光先生をお訪ねしました。
 石原先生は「ここは痛いですけどいいですか」と、コップのへりを使って、左脇をゴリゴリとひとなでしました、その瞬間、ノドのあたりの苦しかった症状が嘘のように取れたのです。その後は再発もせず現在に至ってます。

 私を襲った突然の喘息は、肺をいれている容器である胸を形づくる筋肉、筋膜のバランスが僅かに狂っていたために起きたと考えられます。内臓を入れている容器である身体を形づくる筋肉、筋膜の僅かなズレが固定すると、病的な症状として出現することを、私は、このとき実感しました。
 
 最初は小さな問題でも徐々に増幅され、病的な症状として発現したときこれを改善するのが非常に難しくなります。未病の内に予防すること非常に大切です。
以前より私は、静岡の川邉研次先生が主宰する姿勢咬合医育成セミナーで「身体は心と内臓を入れる容器」であると、セミナー受講生である全国の歯科医師に説いてきました。
これは、ストレスやさまざまな要因で、心がゆがめば容器である身体もゆがみ、身体がゆがめば心もゆがむということです。また、内臓においても同じことがいえます。
そして、健康とは、心、臓器、身体がバランス良く強調していることだと考えいます。
 
 細菌、顎関節症に関する書籍や情報が多く出てきています。これらは噛み合わせの異常が身体に大きな影響を及ぼすと言うことや、原因不明の症状の原因であると言う考え方がほとんどです。
 
 しかし、本当にそうでしょうか?
地球上の動物は例外なく重力の影響を受け、バランスのくずれたものは崩壊してしまいます。この影響を最小限にする為に身体は左右対称に造られています。人間を含む動物には、ホメオスターシス(恒常性)という身体を一定に保とうとする機能がそなわっています。しかし、そのキャパシティーを超えたとき症状が出現してきます。
 
 身体のバランスを崩す最も大きな要因は足のウラ(足底)のバランスのズレです。
 人間が人間であるゆえんは直立二足歩行ができることで、これによって大きな脳と器用な手を獲得することができました。この最も重要な直立姿勢、直立二足歩行を保つためには、地球の重力を最初に足のウラの小さな面積を受け、それを脳に伝えることが必要です。
 
 もし、センサーとしての足のウラのバランスが崩れるとそれを補うために、ふくらはぎや太もも、腰、肩、首、あごの筋肉などがアンバランスになります。
 
 下のあごは、姿勢を保つジャイロスコープのような役目をしており、噛み合わせが、バランスを保つ最後のストッパーになっていることがよくあります。
 
 このような場合、噛み合わせを調整するために歯を削ってしまうと、問題がさらに深刻化してしまいます。また、身体の調整をしないで噛み合わせを精密に合わしてしまうと、ゆがみを固定することになり、症状が悪化することがよくあります。
 
 一度変化させてしまうと、もとに戻すのが難しくなってきます。それは噛み合わせの変化を身体の他の部分が吸収してしまうからです。
 
 人間の身体を治療できるのは、私たち歯科医師、医師、療術師(生体、鍼、マッサージを行う人)です。このなかで骨格を形成する骨、歯を簡単に変化させることができるのは歯科医師だけです。それは、歯は簡単に削ったり足したりできるものだからです。たとえば、骨を人為的に変化させるためには手術するしかありませんが、歯は口の中に露出しているために簡単に変化させることができます。歯は、身体の変形の原因にも安定させる要にもなるのです。
 
 皆さんも中で、整体などを受けて楽になっても、その効果が長続きしないことを経験された方も多いと思います。身体の良い状態を維持させる為には噛み合わせを、これに合わせなければなりません。
 
 皆さんは歯科医院に行けば歯を削るのが当たり前とお考えだと思います。しかし、虫歯や炎症などによって削るのが必要な場合でも、天然の部分を削るのは慎重にならなければなりません。まして、前に述べたように、顎関節症の原因が口の中以外にある場合、いきなり噛み合わせを変化させると収拾つかなくなってしまうからです。

 噛み合わせは、簡単に動かせないと皆さんも、私たち歯科医師も考えています。私も以前はそうでした。しかしその後、噛み合わせを含め、私たちの身体は大きな力より小さな力に反応して簡単に変化することをサイエンスキュアー研究所(千寿治療院)の吉田実先生にご指導いただきました。
 つまり、普段の生活の癖や姿勢、食生活によって、正しい姿勢、心が安定するよう心がけ、お腹の底から笑えるようになれば、症状は改善し、全体のバランスが得られ、本当の癒しが訪れるでしょう。
 私達の仕事は患者さんに「あふれる笑顔」を取り戻していただくことを、ナビゲートすることだ、と考えています。
 病を治すのは、患者さん自身です。私達医療人は健康で幸せな人生を送っていただく手助けしか出来ません。
 あなたの身体は、あなただけのものです。
 
 あなた自身を癒やし、病を治すことはあなた自身にしかできません。
 
 この本があなたの健康維持の一助になればと考え執筆しました。本の内容は少々難しいものになっていますが、いままでにない考え方であると自負しています。
 
最後にこの本を執筆するにあたり、最大の理解と惜しみない協力をしてくれた最愛の妻、笠茂富治子に感謝の気持ちを捧げます。


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